2007年03月25日

「コミックチャージ」創刊号

 角川から新創刊された青年誌。「モーニング」に近い読者層を狙っているのだと思われますが、連載陣が地味目の印象。
 角川らしいという印象がなくて、何も知らない人に「モーニング」の別冊と言って渡しても違和感無く読まれそうであります。

 創刊号で角川のお客を引き込もうという意図か、貞本義行が「アルカイック」という短編を書いておりますが、これも今号きりの読み切りだしなあ。タイトルと、開始5ページでだいたいどういう話になるか結末が分かってしまうのはちとどうか、と思ったり。

 今のところ、角川らしいウリがどうも見えないのですが、どういう戦略をとっていくか注目。
 半年後に読んだら萌え作家が席巻している、とか無い話ではないと言い切れないのが角川の恐ろしさで。
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2007年03月21日

「チャンピオンRED」07年5月号

藤見泰高/カミムラ晋作「ベクター・ケースファイル」
 今まで散発的に掲載されていた作品が連載に。
 虫愛づる姫君がその知識を活かして昆虫関係のトラブルを解決していく、というお話。今回は売り出し中の建築家の家に発生してしまったシロアリを題材とした話。わらわらと出てくるシロアリが気持ち悪くて大変に良いと思います。

南條範生/山口貴由「シグルイ」
 腕を切り落とされた藤木に止めを刺そうとする伊良子。そこに立ち上がった牛又師範。伊良子の陣営からも検校が雇った者達が出てきて助太刀同士の戦いが開始。
 多勢を相手に鬼神の如き強さを発揮する牛又。「かじき」を振り回して肉を断ち切る様は凄まじいの一言。いやー、しかし本当に毎回が山場といっても過言ではなく、ここ数ヶ月の緊張感は凄まじいものがありますな。

戸田泰成「ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日」
 新章開幕。アルベルト以外の十傑衆に孔明、呼延灼らがお目見え。中でも「白昼の残月」はこの章の名前にも挙げられ、映画「鉄人二十八号」のサブタイトルでもあり、重要なキャラクターのよう。
 そして「ごきげんよう」とハモって現れる中条長官と韓信元帥。濃いキャラクターが目白押しであることだなあ。素晴らしい。

廣瀬周「エル・カザド」
 賞金稼ぎの少女・ナディと、高額の賞金が賭けられた少女・エリス。エリスを追っていたナディだが、いつのまにか彼女を助けて旅をすることに……。
 アニメに先駆けたコミカライズ作品。07年2月号「おしおきシャーマン娘」が掲載された作者の初連載作。
 アクションで魅せ、お色気もありでなかなか楽しい作品。アニメも見てみようかなあ、という気になります。

井上元伸「オルビム」
 うーん、なんだか画が荒れて来ているような。美形と言われて美形に見えないのはちょっと困る。しかし、それにしても妙な魅力を持った作品であります。目が離せない感は異常に強い。
 あと、クレジットから板垣恵介の名前が消えてたりします。
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2007年03月19日

「サンデーGX」07年4月号

真島悦也「コイネコ」
 ナオが夢の中で彷徨ったいつもの街と見た目は同じだけれど、シンタのいないパラレルな世界。そこで同じナオの名を持ち、ナオの心に響く歌を歌う猫と出会い――物語の核心に迫るエピソードの予感。ネコが女の子になっちゃいました、でなくて、きちんと人間になる理由まで描いていくのでしょうか。

やまむらはじめ「神様ドォルズ」
 大学敷地内の森で案山子のコントロールの練習をする匡平と詩緒と日々乃。褒められると照れちゃって上手く行かなくなったり、おにぎりをガツガツと食べ過ぎて喉に詰まらせたり、感情表現が下手で色々と不器用な詩緒のキャラクターが大変に可愛らしい。オカルト否定の理系女子大生が登場したりして、これからの物語に絡んできそう。やまむら作品の中で一番掴みがいい作品じゃないでしょうか、コレ。

高橋慶太郎「ヨルムンガンド」
 何やらただごとでない因縁があるらしいヨナとキャスパー。物語は3ヶ月前の過去に遡り、ヨナがまだ少年兵だった頃を描く。友達を失い、殺人機械と化して武器商人に復讐するヨナ。人を殺すこと自体に何の感情も伴っていないヨナの無機質さがいい。
 まだキャスパーは出てきていないけれどここからどう絡んでくるのか。

イダタツヒコ「誰かがカッコウと啼く」
 作馬が11歳の頃の話。小学校でともにはぐれ者として仲良くなった一人の少女。その少女と作馬の約束がこの世界を変容させた原因だという。
 今まで謎のまま展開されていた物語設定がここにきてようやく明らかに。内気な少年少女同士の純粋な交流と、歪な理想。ここまで世界設定が謎のままで来ていて分かりづらいなあ、という感もありましたが、グッと話が盛り上がってきていよいよイダタツヒコの本領発揮か。これからの展開が非常に楽しみです。

宮下裕樹「正義警官モンジュ」
 前回でモンジュに破れたシンヨウ。そのシンヨウとはかつてその開発者・神谷が飼っていた犬の名前だった――ということで語られる「大嫌いだった」犬・シンヨウと神谷さんの幼い頃の話。自分のエゴで酷い目に遭わせてしまったシンヨウへの悔悟と感謝が語られ、神谷の人生の一つの曲がり角が描かれております。動物ネタでこう持ってくるのは多少ズルい気もしますが、やっぱり巧いなあと思います。
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2007年03月13日

「コミックビーム」2007年4月号

タイム涼介「アベックパンチ」
 うーん。この作品は実にいいなあ。
 はぐれ者達の鬱屈と、世界からの疎外感を、深刻さを振り払って乾燥したユーモアと詩情を以て描いております。個人的には今ビームで一番注目している作品。

吉田戦車「宇宙巨人アムンゼン」(新連載)
 地球から遠く離れたスコット星。怪獣ハトラに追われるスコット星の少年・ゾリーは絶体絶命のピンチに不思議な光を見、気が付くと謎の巨人アムンゼンと一体化していた!
 ウルトラマン的な立ち位置のアムンゼンはオッサン顔だし、怪獣の吐く痰を吐き返して「こんな痰では売れん!」と言ったり、一体何者なのか正体がさっぱり分かりません。
 吉田戦車的奇妙な登場人物は妙に味があってやっぱりいいですが、1話目ではこれから話がどうなっていくか全く予想がつきません。

森薫「エマ 番外編」
 ヴィルヘルムとドロテアの朝の目覚めで交わされる語らいで明らかになる二人のなれそめ。情熱的なドロテアとぶっきらぼうなヴィルヘルム。ベッドの中で二人の思い出話をしっとりと描いております。相変わらずドロテアはべったりで、ヴィルヘルムは淡々として面白い距離感をかもしつつ、実にラブラブ二人な二人であります。

しりあがり寿/安永知澄「なぎ」
 遂に異形のサナギになってしまったなぎ。ここから世界を破壊する鬼が羽化する、とそのサナギを殺そうとする父親に、なぎがこの世を憎めば破壊神に、愛していれば救世主が誕生すると説明して従兄。何とか世界を愛するように、となぎが好きだった男子生徒に愛を語らせようとするが――
 伝記的前フリをしながら、ああこういう風にオチをつけるんだ、という感じ。らすとのバカっぽさとオチのしょんぼり感はなかなかステキ。このネタを安永知澄の画でやることに意味があるのだなあ。

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2007年02月22日

「サンデーGX」2007年4月号

高橋慶太郎「ヨルムンガンド」
 ココの兄さん・キャスパー登場。ヨナを隠して会わせまいとするココだが……キャスパーとヨナ、過去にただごとでない因縁がある模様。人を食ったようなキャスパーと、彼に対するココの振る舞いがいい。

やまむらはじめ「神様ドォルズ」
 戦いに辛くも勝利した匡平と詩緒だが、住むところを失ってしまい、叔父の家に厄介になることに。
 腹が鳴って顔を赤らめたりだぶだぶのシャツを着ながら、お姉さん的存在になった日々乃に訥々と謝る詩緒がとても可愛らしい。あと、突然憧れの女性と同居する事になった匡平のドキドキ加減とか。やまむらはじめ作品にしては初っ端から取っ付きやすい展開になってるなあ、とか言ったら怒られるでしょうか。

イダタツヒコ「誰かがカッコウと啼く」
 二つの世界にまたがって存在するために肉体を変換され、その際に笑顔しかつくれないようにされてしまった作馬。
 喜怒哀楽如何に関わらず笑顔しか作れない、というのは相当に不気味でいいなあ。
 作馬に課せられた罪とは何なのか、その鍵を握る過去の出来事とは何なのか、一気に謎が加速してきている感じです。続きが大変に気になります。

真島悦也「コイネコ」
 シンタとナオに対抗して、なぜかステキカップル対抗戦の開始。ナオの言動であわや敗北か、と思われたとき――
 ううむ。おっぱいの魔力の前に男の子は皆無力なのでありました、という。ぬるくバカバカしいオチでゆるゆると楽しめたエピソード。
 しかしこれからワカバさんは巨乳キャラとしてキャラ立てしていくことになるのでしょうか、やはり。

吉田蛇作「犬、豆腐、人類の進化」
 初めてのデート中のカップルの前に現れた犬型宇宙人とビキニ姿の女の子宇宙人。進化を促進させられたのは良いけれど、男の子の方は豆腐型の四角な姿になってしまって……
 限りなくバカっぽくて下らない話でありながら良い話風に締めております。やあ、この人の何だか隙のある絵柄が生み出す独特の間が、実に良い具合に作用しております。いいなあ。
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2007年02月21日

「チャンピオンRED」2007年4月号

かさはら倫尚/井上元伸「オルビム」
 濃いなあ、実に濃い。この秋田書店的濃さが大変に素晴らしい。遺伝子操作で誕生した天才・黒逸大冴を狙う女殺し屋。それを退けて
「抱かれたい」「気味はオレのヒロインにはなれないよ」
 のやり取りとか最高だと思います。

吉富昭仁「BLUE DROP」
 新連載。主人公の前に突然現れて「SEXしてくれないか」と迫る美少女。「アルメ」なる存在に男同士で子供が作れるか実験のため体を改造されて女体化した親友で、その秘密をしったからには1週間以内にSEXをしなくてはならない、というなかなかにぶっ飛んだお話。細部の描写もなんとも変態的でステキ。

戸田泰成「ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日」
 もの凄く武力が高そうな草間博士の顔。1話で中条長官に抑え付けられていた描写(幻でしたが)と同一人物とは思えない面構えです。十傑集とも素手で渡り合えそう。
 竜作さんも、アルベルトも、銀鈴も戸田節が大量に投入されたこってりと濃い面でステキ。Gロボをコミカライズして有無を言わせぬ迫力を出せるのはこの人しかいないなあ、と改めて思わされます。

山口貴由「シグルイ」
 ここ数ヶ月凄まじい緊張感の中で続いてきた藤木対伊良子の戦いに決着が。
 ここまで無言で斬り合ってきて、初めて発した藤木の言葉の重み。腕を斬られた藤木の生々しく壮絶な苦悶。とにかく圧倒的な描写です。

二ノ瀬泰徳「ヘクセン=リッター 魔女の騎士」
 大魔女ピーンセンと、彼女に「魔女の騎士」として仕える女装の少年、コーディの物語の3話目。
 線の細い女装少年と女の子のカラミと女の子同士の恋愛、乳首出しまくりで、妙に汁気の多い描写とか、色々と変態的な情動が感じられてステキ。まだ絵的に荒いところも感じられますが、変に常識的にならず、このまま突っ走って欲しいなあ。


しかしまあ、REDについて書くと「濃い」「変態的」「狂っている」という言葉が褒め言葉としてモリモリ出てくる辺り、まことに素晴らしい雑誌であります。他に類を見ません。
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2007年02月11日

「コミックビーム」2007年3月号

タイム涼介「アベックパンチ」
 行きがかり上絡んだアベックに珍妙なパンチで撃退されてしまったヒラマサ。人工呼吸で彼にファーストキスを捧げたイサキ。そのアベックを待ち続けるヒラマサと、襲撃を受ける彼に女の誘いを蹴って駆けつけるイサキ。どうしようもなく不器用なはぐれ者達の友情と、苦くもどこか清々しい青春。
 「あしたの弱音」の後半からはぐれ者達の詩情みたいなものを描くのがどんどん上手くなってますね。青臭く、ちょっと浮いていながら、しかし沁みる台詞の一つ一つが実にいい。

入江亜紀「群青学舎」
 「北の十剣」シリーズ最終話。王城の奪還を果たし、女王の座に着いたグゼニア。最終的に反乱軍掃討に多大な功をあげたルーサー。二人の想いは通じ合っていたが、ルーサーは国を去り……。
 長い間秘めていた恋情ゆえの「女」としての表情と、王としての毅然とした表情を見せるグゼニアの対比。最終的にはその両方にしなやかに折り合いを付けた彼女の強さが最終的に描かれておりました。

森薫「エマ 番外編」
 今回の主役はメルダース家のお坊ちゃんエーリヒと、その飼いリス・テオ。ピクニックに連れて行った先で、うっかり逃がしてしまった飼いリスが初めて過ごす自然の中の一日と、可愛がっていたものがいなくなってしまったエーリヒの哀しみ。『シートン動物記』の一編のような話だなあ、と思いました。こういう話も書けるのね。

上野顕太郎「夜は千の眼を持つ」
 100回記念ということで8ページの中にショートショート百本立て。莫大な労力をかけて、小さな笑いをとりにいく姿勢が全く素晴らしい! いやあ、本当に素晴らしいですよこれは。

しりあがり寿/安永知澄「なぎ」前編
 「その家の女は17歳になると変死するか行方不明になる」と言われている家の少女・なぎ。どこか陰を帯びた彼女は学校でいじめを受けており、憧れの先輩がいるが声も掛けられず、17歳になることをおそれている。誕生日が近づくにつれ、彼女の体に異変が起き始め……。
 しりあがり寿原作とは思えない伝奇要素を孕んだストーリー。安永知澄の絵でこの手の話がどう展開するか、後半に期待。

金平守人「金平でCHU」
 河原に張った青テントで暮らすシカクおじさん。子供達に生きていく上で資格を取ることの大切さを説く彼に、社会のオチこぼれが何を! という反論する子供におじさんが返した答えは……。
 いや、いいこと言った! と思ったら半回転してまたダメなオッサン。しかしまあ、綺麗にまとまとまり過ぎてて毒気が薄いなあ。金平先生にしては。
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「ヤングアニマル」2007.2.23

若杉公徳「デトロイト・メタル・シティ」
 デスメタルを超えたスカトロメタルバンド「デズム」のパフォーマンスを見てゲンナリしてしまった根岸。会場隅で行われていた物まねイベントでラズベリーキッスを歌い始めるが――そして、魔王覚醒。
 根岸君のオシャレ歌→観客激怒→根岸ぶち切れ→魔王覚醒
 のサイレント進行が素晴らしい。
 ハシラの「その時、肛門が動いた」というコピーも凄いなあ。

東雲太郎「キミキス」
 明日夏と二人きりでサッカーの練習をする相原君。自分の「女性」を全く意識していない明日夏のプレイにドキドキ。そして練習中に相原君が膝を擦りむいた事に慌て、傷口を舐める明日夏。自分のしたことの大胆さに赤面する様が大変に可愛らしい。
 相変わらず直接的でないのに大変にエロティックで素晴らしい。ああエロい。
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2007年02月10日

「コミックREX」2007年3月号

武梨えり「かんなぎ」
 ナギがケガレを払っている理由を問うた仁。それに対してナギは詮索しないよう言ったはず、と怒って言ってしまう。そしてナギの神性に対する疑問が提示される。
 ここに来て物語の根源的な問題提起が。シリアスモード突入かしら。仁に癇癪を起こすナギがいい。

絶叫「じゅっTEN!」
 ゆかりにゆうすけへの想い告白したカナコ。混乱してその場から走り去ってしまったゆかりだが、色々あって女の子二人の友情に更なる結束が。そして新キャラ50円玉とじいさんが登場。
 取り敢えず丸く収まった人間関係。ゆうすけ置いてけぼりですが。それにしてもこれからゆかりルートとカナコルート、どちらに進んでいくのかしらん。

結城心一「ひめなカメナ」
「空から死体が降ってきました しかも100万体!!!」のっけから懐かしい筋少ネタ。そんな死体の中から姫候補の一人ひめだいさん復活。そんなひめだいに「姫の資格がない」というひさめ。その理由は……わ ぁ い
しかし、コバンザメは硬骨魚類の筈ですが、オチとからめたネタなんでしょうか。ちと分かりづらい。

上田夢人「アイドルマスターリレーションズ」
 X-BOX360版の新キャラを主人公に、千早がトップアイドルとなっており、それを追いかけるコ達、という設定で話がスタート。
 プレビューに続き、第一回は取り敢えず全キャラ顔見せ&キャラ性格を提示といった感じ。しかし、女の子が結構おりますが、きちんと全員ストーリーに絡んでくるかしらん。

染屋カイコ「かみあり」
 特別読み切り短編。
 あらゆる神様が出雲に集う神在月。街中にあふれる神様達に驚く転向してきたばかりの女子高生。そんな中で猫を虐める異国風の神を見て――
 異国の神もマハーカーラ→大黒天のような文化的フィルターを通して入ってきた時代は終わり、漫画やゲームを通じてダイレクトに日本人に受け入れられるようになったので、異国の神もそのままの形で出雲に集まっている、という設定が興味深い。行動派主人公の言動がテンポ良くて楽しかったです。五行説の辺りは若干説明的に過ぎるような気もしましたが。
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2007年02月01日

「ヤングキングアワーズ」2007年3月号

貴島煉瓦「特務戦隊伊吹」
 貴島煉瓦の可愛らしい絵で描かれる異能力バトル物。能力を使って自らの存在を世間から隠し、静かに生きようとする少女と、能力を使って戦いに身を投じ、人々を守ろうとする部隊の人間の出会いから開始。ただ、特に目新しさは無い印象。

石黒正数「それでも町は廻っている」
 久々に森秋先生と歩鳥の対決。歩鳥に説教しようとする先生。しかし、高さ調節がバカになってしまった椅子がどれだか分からない! 座ったらガクン、となってしまう! 教師の威厳をかけたそんなトリビアルなロシアンルーレット。
 それにしても化粧水と間違えて顔に育毛剤を塗ってしまう歩鳥のアホの子具合は全く以て愛おしい。

水上悟志「ぴよぴよ」
 黒猫の騎士初登場。それだけでなく一気に鶏の騎士と亀の騎士まで登場し、一気に騎士が勢揃い。のほほんタイプと元気娘タイプ、お子様騎士の二人が可愛らしい。しかしカジキマグロの騎士って。

二宮ヒカル「絶滅寸前」
 元ヤンの心太郎君とミツコさんの寝物語、なぜか人類滅亡の終末感溢れる世界で生き残った男と、種の保存のためにあてがわれた女の話に。フィクションにお互いの気持ちが混じりあってくる様が何とも二宮ひかるらしいというか。

長谷川哲也「ナポレオン」
 ついにフランス軍がデゴを奪還。
 「マッセナは奪うのだ 返却など受け付けん!」とか実に振るっているなあ!!
 戦勝でご馳走を食う兵士達から外れ、ランヌと一緒に虫を食うナポレオンの描写なども実に面白い。

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2007年01月28日

「コミックガム」2007年3月号

・きづきあきら+サトウナンキ「メイド諸君!」
 メイド姿のまま鳥取の部屋にやってきた千代子。互いに好意を持っているのに、女生徒の距離の取り方が分からず嫌われることへの恐怖から、あくまで「メイド喫茶のメイド」でいてくれとチョコを突っぱねてしまった鳥取。
 あー、こういうオタクの心理を多少の誇張を交えつつ取り出してくるのは本当に上手いなー。
 しかし、チョコはメイドとして鳥取のところに押しかけてしまうのでありました。アグレッシブだなあ。話は恋愛モード突入なのかしら、と思いつつもこのコンビの場合は何か黒い展開が待っていそうな予感。

・みなぎ得一「足洗邸の住人達、」
 ん、タイトルがまた変わったような。久々に登場の誄歌がおちょくりつつも福太郎に喝を入れたり、福太郎が出て行くことを聞きつけたお仙が、不器用且つ迂遠に過ぎる告白をしたり。こういうときにギヨタンの話を持ってくるとか素晴らしいチョイスだなあ。
 あ、そういやまたタイトルが変わってますね。先月からでしたっけか?

・かかし朝浩「暴れん坊少納言」
 清少納言はツンデレである、というネタの連作短編最終回。
 中宮定子からの招請を逃げ回る少納言。いきなりのことで迷う少納言だが、無骨者の光則が言った言葉に感じるところがあり、出仕を決意する。
 乱暴で才走っていて負けん気の強い少納言、無骨だが筋の通った橘光則、いい性格をした中宮定子など、非常にキャラが立っていて楽しかった。ツンデレフォーマットを上手く使いこなしつつ、まとまりの良い短編に仕上げた印象。才女ではなく乱暴者という新しい清少納言像も面白かった。

・ワタリユウ「呪禁師は人形を抱いて嗤う」
 フィギュア作りが趣味のボンクラ歯科医師、実は腕っこきの呪禁師だった、という。助手のお姉さん達をフィギュアを媒介に傀儡化して戦うお色気ありのオカルティックバトル物。ガムは本当にこういう作品多いなあ。好きですけど。具現化した呪詛のデザインとか中々格好良かった。
 しかし、お兄さんの形見が萌えフィギュアっていうのも凄い話だ。
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「月刊少年シリウス」2007年3月号

・新連載・志村貴子「ルート225」(原作:藤野千夜)。
 志村貴子作品では初の原作付きコミックになるのでしょうか。何だか世の中に疲れてスレちゃってるお姉ちゃんと、弱気な弟君。弟君を迎えに行った帰り、迷うはずもない慣れた道なのに、二人は見たこともない風景の町に迷い込んでしまい――という。お姉ちゃんの心の動きの描写の濃やかさとかが志村貴子らしい。原作は未読。

・木静謙二/平山夢明「鳥肌口碑」。
 平山夢明の同名作品コミカライズ。原作の持つ原因もオチも無い怪談の鬼魅の悪さが巧く漫画にまとまっております。この間の「新耳袋」も巧いと思いましたが、木静謙二はエロだけの作家ではないなあ。

・竜騎士07/野沢ビーム「怪談と踊ろう」。
 新連載。同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」の作者監修のホラー。
 中学三年生三人組が退屈しのぎに作って流布させた「お骨サマの呪い」の話。始めは面白半分だったが、やがてその呪いは一人歩きして大きくなってく――。
 設定自体は目新しいものではないですが、その「呪い」が血肉を獲得していく様、その作者がそれをバカバカしく思っているのに、徐々にその中に飲み込まれてしまう様を丁寧に描いていて1話目からストーリーに引き込まれる感じ。
 画は正直今風でも派手でもないけれど、こういう話には合っているのかも知れないなあ、などと。次回以降のホラー分が増えた時に期待。

 しかし「竜騎士07」は「りゅうきしれな」と読むのだと聞いておりましたが、「りゅうきしぜろなな」とルビが振ってあってどちらが正しいのかしら。

・上田悟司「DripTrip」
 第3回シリウス新人賞入選作家の読み切り。
 組織を脱走しようとするスライム男と融合してしまった少女が、組織の追っ手と戦う、というお話。話はまあ、それだけなんですが新人とは思えない達者な画。
 女の子&スライムということでもっとドロドロでエロチックな描き方でも良いんじゃないかとも思ったのですが「『少年』シリウス」だから抑えめなんでしょうか。
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2007年01月27日

「ヤングアニマル」2007.02.09

 若杉公徳「デトロイト・メタル・シティ」。DMCの次の対戦相手は女デスメタルバンド「パイパニック・チェーンソー」。しかし開演直前にクラウザーさんがトイレに入ってしまったためジャギ様とカミュさんだけで戦うことに。
 うーん。素晴らしいジャギ様の一般人っぷり。そして相変わらず淡々と狂気を秘めた行動をするカミュさん。「ふたりエッチ」ネタには笑ってしまいました。

 東雲太郎「キミキス」。
 明日香編がスタート。無防備にのぞき込む胸元のチラリズムとか、ボールを蹴る際のヘソチラとかスパッツとか、明日香らしいお色気が多分に。それにしてもスポーツドリンクで間接キスになってしまって「咲野さんの味がする……」とか相原君はゲーム版に劣らず素晴らしい感性をしているなあ。

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2007年01月26日

「アフタヌーン」2007年3月号

 永井豪漫画家生活40周年記念ということで「豪ちゃんマガジン」という小冊子が付録。200ページ超ってすごいなあ。

田丸浩史「ラブやん」。庵子が遂に結婚。なんだかんだで仲良かったカズフサは……。珍しくビターなエピソードに。
植芝理一「謎の彼女X」。ガーターベルト着用の卜部さん。ああ、大したことはしていないのにこの淫靡さは何事か。
田中ユタカ「ミミア姫」。11歳の誕生祝いで、両親から、友人達から、世界から惜しみない祝福と愛を受けるミミア姫。田中ユタカ先生はアガペーの人になったのだろうか。
熊倉隆敏「もっけ」。もう一人の見鬼の少女、御崎さんのヘヴィな過去が語られる。瑞生と離れて暮らす静流の物語のパートナーとしての地位を確立か。
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2007年01月23日

「コミックリュウ」2007年3月号

 石黒正数「ネムルバカ」が第2話目掲載。何でもない大学生のセンパイとコウハイの日常を描いているだけなのに、この面白さは一体どうしたことか。
「それ町」もそうですが、この人はこういうの上手いなあ。

「ルー=ガルー」。事件を追って記者達が校内に入り込んで、被害者でもある矢部さんの秘密を嗅ぎつける、という。原作を読んだはずなのに細部をすっかり忘れているなあ、自分。登場する多彩な女の子達もキャラ立ちしてて実に上手くコミカライズ去れている印象。

永井朋裕「サテンdeヒナカ」戦隊ヒーローの紅一点がメンバーと二股かけていて戦隊がメタメタになるのを、ヒーローを支える喫茶店の店主ひなかが取り持とうとする――という話。お色気・ギャグありで読んでて楽しい。しかしまあ、強引に良い話でシメなくても良いんではないかなあ、とか思った。

 「リュウ」は全体的にレベル高めの作品が揃っていると思いますが「看板作品って何?」と聞かれると困ってしまうという、地味目の印象が拭えません。
 いや、面白いんですけど。
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2007年01月21日

「サンデーGX」2007年2月号

真島悦也「コイネコ」。温泉旅行でサービスシーン多数の展開に。それにしてもこれだけベタベタくっついてて一線を越えないとは、シンタ君にはチンコが付いていないのかも知れない。

広江礼威「ブラックラグーン」。復讐に乗り出したロベルタ大暴れ。邪悪な表情で拷問をする様が全く素晴らしい。この展開の最後でやっぱりロベルタ死んじゃうのかなあ。

やまむらはじめ「神様ドォルズ」。マンションの一室でバトル。「日常」に居たいがために周囲を気にして戦えない匡平。阿幾の挑発に対し、詩緒が挑むが――。折角色々我慢していたのに二人のせいでもう大変なことに。詩緒ちゃんは無茶をするなあ。そして相変わらず、やまむらはじめの描く気丈な女の子は可愛い。

高橋慶太郎「ヨルムンガンド」。オーケストラ編終了。ヨナに語りかけるココの言葉が巧い。チナツに対する態度といい、表層は軽くても、芯は冷徹かつ優しいココは本当に面白いキャラだなあ。

島本和彦「新・吼えろペン」。サンデーGX……じゃなかった、月刊シャイニングの人事異動の話。いやあ、生々しい話満載で実に面白い。編集者が抱える金の卵新人とその異動に伴う他社排出の話。吉崎○音のあのキャラみたいなので吹いた。大変に面白かったけれど、こんなこと書いちゃっていいのかしらん。
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2007年01月20日

「ウルトラジャンプ」2007年2月号

 「皇国の守護者」は今月も休載。うーん。

諸星大二郎「未来歳時記 百鬼夜行」。
 バイオテロで荒廃した未来。荒れ地からお化けの行列がやってくるという噂を確かめに行った少年は実際にその百鬼夜行を目にし、同じく噂を確かめた少女と出会う。少女はそのお化けはバイオテロを受けた人間達の子孫で、他の動物の遺伝子が入ってしまうのだという。そして自分たちが人間の姿をしているのは、薬の力で発現しないように抑え付けているに過ぎないと語る――
 砂上の楼閣の文明社会と、そこから離れようとする異形達。子供達は本質的な部分でその文明の虚構性を感じ、そこから離れようとしていく。どこか哀しい調子を帯びて語られる諸星SFワールド。
 それにしてもなぜ「UJ」に諸星大二郎。いや、個人的には嬉しいんですが、UJの読者層から離れているよなあ、と。

神木啓「ヴァンピール」第12回21世紀ウルトラ漫画賞奨励賞受賞作、だそうで。
 洋館に住む女吸血鬼の元に、グールに襲われた村を助けて欲しいと願い出たシスター。グール退治に女吸血鬼と人狼執事は出かけるが――。
 冒頭を読んだだけでストーリーの予想が付いてしまって、実際その通りに鳴ってしまう辺りは、お約束を狙ってやっているにしてもちょっと勿体ないなあ。「HELLSING」の影響を受けてるなあ、という印象。というか、そう思われても仕方ない描写の仕方が。
 でも、ちょっと荒いけど力強い線は魅力的。

 今月こそは「皇国の守護者」を読めると思ったんだけどなあ。うーん。
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「チャンピオンRED」2007年3月号

 付録として「チャンピオンREDセレクションズ2」という小冊子が付属。
 取り敢えず、山口貴由の描く「マカロニほうれん荘」が読めるだけでも価値があります。

新連載「オルビム」。なんともまあ、秋田書店らしい濃い作品が始まったなあ、という印象。何だか分からないけどとにかく天才らしい黒逸大冴とう高校生が(多分遺伝子操作で生まれた天才)同じようにして生まれた八の大罪という天才達と戦う話になるのでしょうか。格好いいんだかダサいんだかギリギリのラインでせめぎ合ってるネームが妙に印象的。それにしても濃い……。

「聖痕のクェイサー」。塩素のクエィサーの登場と、それに関わるテレサの過去。金属の属性を巧く活かして戦いを演出しているなあ、という印象。些か理屈っぽい感じがしないでもないですが。あと、どうにも変態的な色気を入れてくるなあ。ノーパン。

「シグルイ」。毎回言っててアレですが、本当に凄い。絶対に決した、と思われた勝負がぐるんぐるんと何回でも、しかも途轍もない方法でひっくり返る様が凄まじい。しかし、そうでありながら「簾牙」っていつの間に編み出したんだ! とかそういうツッコミを入れられる辺りが堪らなく愛おしい作品です。
次辺りでこの試合は決着が付くかしら。

「ジャイアントロボ」。相変わらず無駄に迫力とハッタリに満ちていて全く素晴らしい。幻惑のセルバンテスの術を破ったのは国際警察連合にも、BF団にも属さない村雨一家。そしてセルバンテスの死。それにしても平行世界を渉る能力を持っていたというバンテスおじさんに驚愕。

いやあ、REDは本当に毎月毎月濃くて素晴らしいなあ。
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2007年01月14日

「コミックビーム」2007年2月号

 タイム涼介「アベックパンチ」が巻頭カラーで新連載開始。イサキとヒラマサという喧嘩に明け暮れる不良少年達の青春物語――となっていくのでしょうか。前作「あしたの弱音」でも見られた「はぐれ者のリリシズム」とでも言うべき滑稽さと物悲しさを併せ持つ言葉が、独特のリズムで以て全編を覆っております。とてもいいなあ。

 森薫「エマ 番外編」エマと一緒にメルダース家でメイドをしていたターシャにスポットを当てた話。休暇をもらって実家に帰ったターシャ。兄妹それぞれが結婚や仕事で自分の進むべき道や目標を明確にしている中で、メイドを続けていく自分の意義を自問するターシャ。本編での明るさと、少しセンチに悩むこのエピソードの姿の対比が印象的。締め方がまた巧い。

 入江亜紀「群青学舎」。ルーサーとグゼニア、それぞれの相手に対する想いが語られる北の十剣第4話。次回の完結に向けて大きく歯車が動いた印象。女としての姿をさらけ出した後、笑顔の中に強い意志を秘めたグゼニアのラストのコマが、キャラクターの性格を端的に示していて実にいい。

 読み切り、カイトモアキ「ゲーム夜話」。微妙なゲームを「斜め上の面白さ」と言って面白がる友人と、己を比較してゲーム乞食とゲーム侍と評する男。しかし、その根っこでは――。うぅむ、ネタが2回転半くらいしているなあ。毎回毎回、この人の短編は面白い。一度見たら忘れられないこの濃いぃ絵柄は大変に魅力的ですな。好き嫌い分かれそうですけど。

 奥村編集長から漫玉日記の最終回に言及がありますが、うぅむ、やはり玉さんは相当参ってたんだなあ。ゆっくり休んでほしいものです。
posted by 凡鳥 at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

「コミックリュウ」2007年2月号

4号目となりましたが、果たして世間的に認知度が高いのかどうか良く分かりません。

表紙:東冬
巻頭カラー:神崎将臣「XENON」

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posted by 凡鳥 at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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