2007年05月20日

「チャンピオンRED」07年7月号

■杉村麦太「アキハバラ無法街」
 新アキバの建設によってスラムと化した秋葉原旧市街。そこで横行するメイド狩り。さらわれた同僚を救うため、一人のメイドが銃を取る――のですが、その主人公のメイド・くるりはなんと女装少年。同僚のメイドに股間を責められて悶えているなど、色々倒錯しております。
 更に、さらわれたメイドは強制豊胸を施されるなど変態エロスが山盛りで杉村麦太の本領発揮といったところ。
 アクションも振るっていて、REDに期待の作品がまた一つ追加です。

■南條範夫/山口貴由「シグルイ」
 斃した者の死体を砕き、腸を撒き散らす牛又。その乱行を制止すべく間に入った石田凡太郎は腸を素手で引き摺り出されて死亡。あまりの事に備前守が己が身を顧みず、牛又を討ち果たすべく立ち上がる――
 助太刀を全て斃してもなお止まらない牛又。大変なことになっております。石田凡太郎の人となりを識らせる結婚のエピソードが挿入されますが、その妻を「螳螂を思わせる醜女であった」とあって、実際に螳螂が白無垢を着込んだ姿で描いてしまう辺り、やはり若先生は只者ではありません。

■大熊由護「生ケモノ」
 第13回RED新人賞佳作受賞作品。
 市役所に就職が決まった女の子が配属された特別総務係。扉を開けると、そこにはデンキウナギと戯れる全裸の男。その係長の下で仕事を始めた彼女だが、コンドームを買いに行かされたくらいで仕事は何もなく、係長は「特別総務は勇気があればダメでもできる」と言い放つ。
 そんな時に停電の連絡が入り、送電線の断線を辿っていった先の電気店には奇妙な生物「グレムリン」が――

 あまりにもエキセントリックな言動を繰り返す係長と、前向きな女の子の掛け合いが楽しい。グレムリンの形状が卑猥だったり、女の子のパンツの中にデンキウナギを突っ込む変態プレイがあったりと「ああRED新人賞なんだなあ」という感じが。
 女の子は可愛らしく、変態キャラが動き回る様も大変楽しく、是非連載が始まって欲しい作家さんだなあ。

■大和田秀樹「ドスペラード」
 「最終童貞」として覚醒を果たしたエイジ。その報告を受けた騎士団長が「私以外に最終童貞が現れた事は看過できぬ」と凄いカミングアウトをしたり、対最終童貞用最終兵器「彼女」が起動されたりと、バカすぎるにもほどがある(褒め言葉)怒濤の展開。そんな最終兵器彼女の存在に対し
「わしらはそんな作られた あざとい銭の匂いのプンプンする安易な萌えは…もうたくさんなんじゃぁッ!!」
 とエイジに共感した一人の童貞が言い放つ。しかし、エイジさんは「彼女」という言葉だけで凄い事を想像してしまい、最終童貞としての力を失ってしまう。そして――

 ――えええええええっ!?
 童貞意志の集合体「モエ」の発動により因果地平の彼方へ! (ネタバレのため反転)って! そんなネタかよ!
 近年まれに見る酷い(褒め言葉)最終回でした。いやあ、本当に大和田先生はやってくれるなあ。素晴らしい。

■戸田泰成「ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日」
 豹子頭林冲と合流するため崋山に向かった大作一行とロボ。そこで十郎太が語った林冲とお銀、そして竜作兄さんの過去。
 林冲を捜すうちに、衝撃のアルベルトとコエンシャクと遭遇し――

 巨大化して暴れる十常寺、国際警察連合時代の林冲と竜作兄さん、アルベルトVS林冲、ジャイアントロボを捕縛するサリー、そこに飛来するGR2とGR3!
 と相変わらず前編にわたって濃くて熱い要素が詰まっておりまして見所満載。強いんだか弱いんだか良く分からなくなっているロボの微妙さ加減とか、村雨健二の細かい仕事っぷりとかも楽しくて良いなあ。

■加藤和生「謀略少女」
 女生徒達からイジメを受けるメガネっ娘と、彼女を救ったイケメン。
 しかし、そのイジメはメガネっ娘がイケメンの気を惹くために自ら仕組んだ謀略なのでありました。一層エスカレートしたイジメでイケメンの気を惹こうとする彼女ですが、色仕掛けでイケメンに迫る美少女の前に失敗。直接対決に乗り出すことに。
 というわけで、虐められる女の子の描写、女の子同士が服を破き合うような戦いが淫靡。豹変するメガネっ娘やサディスティックな美少女のキャラも色々ぶっ飛んでいていいなあ。オチのバカらしさもステキ。


というわけで、ますます変態度の高い作品が充実してきた「チャンピオンRED」。唯一無二の雑誌として是非このまま突っ走って頂きたい。
 それにしても、今回から始まった「アキハバラ無法街」といい、「BLUE DLOP」といい、「ヘクセンリッター」といい、女装少年率が異常に高いですわね。
posted by 凡鳥 at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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