2007年04月14日

「コミックビーム」07年5月号

 今月の付録は森薫ラフスケッチを納めた小冊子。
 エマ関係以外にも色々納められてます。「気の強そうなブレザー女子」とか最高だ!

森薫「エマ 番外編」 ウィリアムとハキムの出会い。まだ幼い二人がテニスを通じて、言葉の壁を越えて仲良しになっていく様を描いております。幼い二人が既に今の性格の雛形を備えているのが楽しい。

タイム涼介「アベックパンチ」
 自分たち倒したアベックの手がかりを掴んだイサキとヒラマサ。どうやら「アベック」なるペア格闘技のプロらしいということから追っていくが……強引にも程がある調査過程が楽しい。
 この後、どうやってこのアベックにヒラマサ達が挑むことになるのか非常に興味深い。

入江亜紀「群青学舎」
 1巻に登場した都と春日のその後のお話。
 ホレ薬から始まった恋でしたが、このように結実しておりましたか。色々と構わない都さんではありますが、何とも魅力的な表情をしますなあ。険も無くなって、すっかり可愛らしい女性に。

羽生生純「アワヤケ」
 家族を捨てて「マウンティン」という珍奇な格闘技に走った乗子。しかし、彼女の乾き満たしていた筈の闘争も見世物的に堕しており、イライラを募らせる。そこに現れた謎の覆面闘士、というかポニーと戦うことになり――。
 ひりつく緊張感と闘争の高揚を貪欲に求める乗子。その乾きがギリギリに達したところで、大変な決着の付け方。
 家に戻ることになった乗子ですが、今後もより家庭は頓狂な方向へ行くのだろうなあ。面白い。

鈴木健也「ロズリーヌ・フラウの肖像」
 「コミックビームFellows」vol.1(→感想)で「友達だなんて思ってないんだ」掲載した作者の読み切り。
 注文された画が描けなくて悩む画家と、そ妻の物語。水をぶっかけたり、挑発的な言葉で責めたりとサディスティックな妻ですが、求婚を断ったため乳房を切り取られた聖アガタの肖像を描くために、自らをモデルに画を描かせるうちに夫は……という。
 ある瞬間に逆転するサディズムとマゾヒズム。流行の絵柄ではないですが、表情、視線、がとても官能的で、いや本当にこの人は上手いなあ。

posted by 凡鳥 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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